無重力着付け講座を受けに行きました!

こんにちは。栄養料理愛好家の大塚アキコです。
今日は無重力着付けClass1~暮らし着物編~の再受講を受けに行きました。

久しぶりの着物と再受講

前回受けたのは昨年11月25日。
思えば今の自宅の内覧の日でした。
着物を着たまま、電車にのり、物件を見に行きました。
そして「これから毎日、浴衣でねる!!イベントは着物!」と
意気込んでいました・・・(笑)

それから引っ越しをして、
浴衣や木綿の着物を着るとなんとなく苦しい。
と思うようになり、遠ざかってしまいました。

そんな、着物生活から脱落することを見越して、
無重力着付け教室では、
再受講の権利がついているそうです(笑)
すごい!ありがたいです!

前回受講した直後の大塚。

着物を着る前に「前提」を知ると見える世界が違う

クラスがゆるっと始まると、
無重力着付けの発案者の田中千衣子先生が、
着物を着る前に知っておいた方が良いお話を
してくださいます。

このお話がとても面白く、
これを聞いておかないと、
着物を着た時の恩恵を得るのは難しいし、
着物に対しての誤解が生まれると思いました。

私たちは生まれた時から洋服を着ています。
それゆえに洋服というフィルターを通して、
着物や下駄を見ていきます。
しかし、着物と洋服は良い悪いという話ではなく、
そもそもの生地の使い方、
そして、洋と和の体の使い方が全く違います。
それを知らずに、着物を着ると、無理が出たり、
着にくいから洋服に寄せるという現象が起きます。
(ワンピース型の着物やかかとが上がった下駄など)

着物はおおよそ一つの型が基本になってできています。
そして、その形には、長年積み重ねてきた「叡智」が
詰まっています。
戦で邪魔になったり、腰や肩、体が痛くなるような服は
淘汰されたはずですが、着物は形を変えずに残っています。

日本的な思考やマインドセットが着物にはある

戦後以降、GHQの方針で
日本古来の文化や教育が廃止されて、
日本人は骨抜きにされているということを聞きますが、
着物はまさにそれだと思いました。

田中先生の言葉で強く印象に残っている言葉があります。
「私たちは想像以上に洋服に洗脳されている」
「忘れられたもは案外、あっさりと忘れられていく」
という言葉です。

着物業界は年々、減少傾向にあり、
もうすでに失われつつある文化です。
取り壊した建物が何だったか思い出せないというのと
同じように一度失われたものは、
あっさりと忘れられていくというのが、
着物で起きていることを痛切に感じました。

洋服というのは、洋の文化のものですが、
その体の使い方が日本人には無理があったり、
洋の考え方というのを
無意識に身に着けているものでした。

例えば、靴と下駄を見ていくと、こんな違いがあります。

【下駄の特徴】
*外をカバーするものがない
*左右が逆でもOK
*サイズに対しても割と寛容
(23cm~25㎝でも同じ下駄をはける)

【靴の特徴】
*外側をカバーするものがある
*左右が逆だと履けない
*サイズがきっちりと決まっている。

下駄にみられる曖昧さ、
境界が薄いことが、実は日本人の根底に流れるもの
なのではないかと思いました。

肌感覚で着付けをしていく~鏡を見ない~

和服は自分の体の感覚を大切にしながら着ていくことで
楽に疲れずに、着物が体をサポートしてくれます。

着物を着ることで、自分の感覚と向き合うことを昔の日本人は
毎日自然とやっていたのだと思いました。

実際に先生の指導の下、鏡を見ずに、体感を大切に
着ていくと、丹田がちょっとわかるようになったり、
呼吸の入り方が洋服とは違うことや、
和の体の使い方が腹落ちしました。
また、苦しかったのはかなり自己流になっていたことや
きつく締めていたことにも気が付きました。

単なる着付けで終わらない。無重力着付け講座

また、着付け終わって、鏡を見るときに田中先生から
「うまく出来ていないとか、ジャッジしないように」
「着ているというだけでも素晴らしいのだから」と。

私たちはどうしても「減点方式」で見てしまうことがあります。
それを自分にすると、他人にもしてしまうことがあるので、
注意しましょうということでした。

「着付け」だけにはとどまらないのが
「無重力着付け」の良いところだなと思います。

講座の雰囲気~7時間があっという間に終わる~

参加者は十名ほどです。
みなさんフレンドリーで様々なバックグラウンドの方が集まっており、
講座の合間に談話する時間がかなりあるので、
本当に楽しかったです。

東京での開催はお弁当を注文できます。
千石さんの添加物があまり使われていないお弁当で大変おいしかったです。
東京でClass1を受講される方はお弁当も注文されるの、おすすめです!

また、ただ着付けをするだけではなく、
クラス1は「着物を着て、一緒に過ごして、感じる」ことがテーマなので、
着物を着て、おひるごはんを食べたり、
お昼寝したりして、7時間のクラスがあっという間に終わりました。

田中千衣子先生、ご一緒した皆様、ありがとうございました!

無重力着付け講座は下記よりどうぞ
https://marikoji.stores.jp/?category_id=5bf3868b50bbc31cb5000ac8

田中千衣子先生と一緒に。

 

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