「守られていた」と思う瞬間

こんにちは。
大塚亜希子です。

治療を振り返ってみると、
あの時すごく守られていたと
思うことがあります。
それをまとめてみました。

友人たちが次々と来訪してくれたこと

がんと診断された直後の
落ち込んでいた、ある1週間。
前々から親しい友人たちと、
ジャズのDVDを見て
我が家でごはんを食べる会を
企画していました。

親しい友人たちに
「大腸がんになってしまった」と
伝えたところ、
最初は驚いていましたが、
一緒に落ち込んでくれて、
「人は生まれる前に、人生の流れを
決めて生まれてきているらしいから、
何かの学びがあるのかもしれない」と
励ましてくれました。

そして、いつもと変わらずに
普通に接してくれました。
とてもありがたかったです。

心の荷が軽くなり、気持ちが
前向きになりました。

その中の一人の友人が
がんの治療に役立つ本を
たくさん紹介してくださり、
それらが今でも
私のバイブルになっています。

突然の友人の来訪とアドバイス

その翌日に
大阪在住の友人が
「今恵比寿にいるんですが
夕飯食べませんか?」と
連絡をくださり、
そのまま夕飯をご一緒しました。

そのグループの中に、
過去に白血病で治療されていて
今は元気になられている方もいて、
勇気をいただきました。

「手術は受けたら人生が変わる」
「病気になるのは、思考が強くて、
強制終了がかかったと思うから、
しばらくは思考を止めるために、
Netflxなどみて過ごした方がいい」と
アドバイスもくださりました。

これをきっかけに、
手術への恐怖感が減り、
前向きにとらえられるように
なりました。

そして、気が付いたら、
韓国ドラマにはまっていました。
コン・ユさんという
お気に入りの俳優も見つけました

コン・ユさんのおかげで、
術後の痛み止めの量を
減らすことができました(笑)
推しの存在の強さを感じました。

入院前の北海道旅行

がんと診断される2か月ほど前に、
7月末に北海道旅行に行くことを
夫と計画していました。
理由はマイルの有効期限が
迫っていたからでした。

メインの内容は、
熊谷歯科医院に行き、熊谷倫恵先生に
マウスピースを
作っていただくことでしたが、
札幌にいらっしゃる
分子栄養学の安藤先生や、
統合医療実践グループで出会った、
整体師の白幡先生に会うことも、
大きな楽しみでした。

なんと、その旅行が、
入院する1週間前でした。

主治医からは、
大腸以外にがんがある場合は
旅行はダメですと
言われていましたが、
幸いにも、ほかの部位に
がんはなかったので
北海道へ行くことができました。

熊谷倫恵先生には、
大腸がんのことを伝えると、
「体が教えてくれたから、
これから改善していけばいい」と
アドバイスくださったり、
マウスピースを作ってくださいました。

マウスピースのおかげで、
体温が0.3~0.5度ほど上がりました。
また、術前に歯科クリーニングと
治療もしていただき、口腔内も
万全の状態で手術に望めました。

そして、関西から
滅多にお会いできない
友人がたまたま札幌に来ていて
その方にもお会いできました。
暖かく励ましてくれました。

安藤先生や白幡先生も
穏やかな時間をご一緒してくださり、
入院直前に
心の栄養が満たされる旅でした。

 

大腸がんの啓示?

大腸がんと診断される直前に
物理学者の保江邦夫先生の本を
持って、病院に行っていました。

催眠に関する本です。
保江先生も大腸がんを
経験されているのですが、
そのことは全く知らずに、
本を読んでいました。

診察前の待ち時間に
読んでいたのですが、
ランダムに開いたページに、
大腸がんの話題が書いてあり、
「わたしも大腸がんなのかな?」と
思いました。

何度開いても
大腸がんの話題のページが続くので、
不吉だなと思いつつも、
覚悟を決めなくては
とも思いました。

入院している間に、同じ病院で姪っ子が生まれたこと

がん治療で日赤医療センターに
お世話になる3週間ほど前。

弟のお嫁さんが夏に出産を
控えているとのことで、
私も一緒に病院に行きました。

その病院が、まさか自分が
入院することになる病院だとは
想像もつきませんでした。

そして、出産した日は
実は私もまだ入院しており、
私が入院している下のフロアで
まさにお産が行われていました。

無事に生まれてくるように、
ひたすら祈りました。

生まれた直後に会うことは
できませんでしたが、
生まれてくる命の奇跡と
有難さを感じました。

渦中にいると気が付かないけれど、確実に守られている

渦中いるときは、あまり気が付かず、
時間が通り過ぎていきますが、
振り返ってみると、
神がかっていと感じるタイミングや、
友人たちの来訪など、
たくさんの方々や見えないものから
「愛されて」「守られている」と感じました。

サポートしてくださった
友人の方たちにも、今でも感謝しています。

有難いと思うことは毎日あって、
当たり前という事は
何一つないと改めて思います。

ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。

 

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