視力が上がったことに対して考えてみた。

みなさん、こんにちは。
大塚アキコです。

久しぶりの視力検査

先日1年半ぶりに眼科を受診して、視力を計測する機会がありました。

視力の左右差に長年悩まされる

私はかれこれ20年ほど前、高校生の時から視力の左右差があり、ずっと悩まされてきました。1年半前の視力検査では、左目0.1近視、右目は2.0遠視でした。
どんな悩みがあるかというと、

●肩こり、腰痛になりやすい。
●裸眼だと疲れ目が酷い。
●眼鏡もコンタクトも合うものを見つけるのが大変。

そんな悩みがありつつ、今は眼鏡に助けられているのですが、父から、「一度医師に相談をして、手術などで左右差を調整できる方法があるのでは?」という事で家族より眼科を紹介してもらい、診察と検査を受けることになりました。

手術を受けるなら、運動は1週間くらいはダメだろうな。。。とか、温泉もあんまり入れないのだろうか。。。。とわりと呑気な不安を抱えながら、手術を受け前提で受診しました。(笑)

まさかの視力が上がっている

病院では、視力検査をしてもらいました。

上記のような検査とあとは、おなじみのCマークのようなものを見ていく検査です。

そして、最後視力検査の結果が伝えられたところ「左目1.0近視。右目1.5遠視。です」とのことでした。
まさか、左目の視力が上がっているなんてびっくりでした。

左目:0.1近視→1.0近視

右目:2.0遠視→15遠視

左右の近視、遠視は変わらずでしたが、左目の視力が大幅に上がっていて驚きました。医師からは「手術も必要ないです」とアドバイスをいただきました。
眼鏡も必要ないとの判断でしたが、眼鏡をはずして仕事をすると、やはり肩こりや首こりが激しく起きるので、視力と、目が見えるために行っている脳や体の働きというのはまた別の話なのだろうなと感じました。

とりあえずは、視力が上がったことに対して、何が良かったのか?ちょっと振り返ってみることにしました。(完全に私の感想レベルなので、医学的にはどうか不明です)

①視覚行動研究所の眼鏡
②日本直立歯科医学でのマウスピース治療
③自分を振り返る
④星空を見る

視覚行動研究所の眼鏡

2022年9月に視覚行動研究所で2本目の眼鏡を作製しました。一本目の眼鏡も同じところで作成しましたが、大腸がんの手術の後くらいから、なんだか眼鏡が合わない気がすると思い、新しい眼鏡を作ることにしました。

視覚行動研究所は新潟にあります。都内でも月に2回ほど検査や眼鏡作成の相談を受けてもらえます。視覚行動研究所の特徴としては、一般的な眼鏡作成をする際に実施する検査のほかに「両眼視機能検査」と呼ばれる検査を実施します。

(下記、視覚行動研究のHPより抜粋させていただきました。)
両眼視機能検査
1.他覚的屈折検査
(屈析異常、近視・遠視・乱視の度数を機械的に測定)
2.角膜曲率半径測定
(角膜の湾曲率、屈析率を測定)
3.自覚的屈折検査
(被験者の回答をもとに、近視・遠視・乱視の度数を測定)

ここまではどこの眼鏡屋さんでも検査しますね。ここから(4~20)が両眼視機能の検査です。

4.利き眼の検出
(利き手、利き足、利き耳との関連性)
5.他覚的遠方眼位検査
(遠くを見て片眼を隠した時の眼の向いている方向)
6.他覚的近方眼位検査
(近くを見て片眼を隠した時の眼の向いている方向)
7.輻輳近点の検出
(両眼をどこまで寄せられるか)
8.輻輳、開散運動の両眼の協調性
(寄せ、開きを両眼が同じ動きができるか)
9.追従性眼球運動検査
(目標をゆっくり両眼で追う眼の動き)
10.衝撃性眼球運動検査
(一点から別の一点に急激に移動する眼の動き)
11.顔の正対性
(目標に対して顔がまっすぐ向いているか、傾げていないか)
12.自覚的遠方眼位検査
(水平、垂直)
13.遠方融像幅(水平)
(寄せ、開きによって同じ目標をどれくらい見ていられるか)
14.自覚的近方眼位検査
(水平)
15.近方融像幅
(水平)
16.調節に対する調節性輻輳量の算出
(ピント合わせの力によって起きる眼の寄せの量)

ここからはポラロイド(偏向)レンズを使った検査です。

17.十字テスト
(両眼の向きと安定)
18.コの字テスト
(左右に映る像の大きさが同じか、高さは合っているか)
19.時計テスト
(左右で傾かないか)
20.立体視テスト
(左右に映る像のずれを感知して、奥行きとしてどれくらいまで捉えているか)
普通の検査では体験したことのない検査があり、最後に野沢先生が私の目について説明してくださいました。その際は「利き目は右で、左目を使うことがさらに減っているので、対処したほうがいい」という事で、2本目の眼鏡を作製していただきました。

プリズムメガネでの矯正

どうしたら「楽に見て」「楽に体を動かせる」か?という事をメインにプリズムメガネで調整していきます。両眼の不具合や目の運動機能の衰えに対して、プリズム眼鏡と呼ばれるレンズにプリズムを入れて、光を屈折させることで、視力とともに眼位のずれを矯正したり、眼球運動を補助することができるそうです。
見た目は普通のレンズと変わらず、かけると目がおおきくみえてしまうとかそういったこともないです。普通の眼鏡に見えます。
眼鏡を初めてかけた直後は脳がまだその見え方に慣れていなくて、木を見ると、木が太って見えたり、横断歩道の白い線が迫ってくるように見えましたが、数日で慣れました。

「左目を使うように調整」

左目の働きが弱いから、バランスが悪いので、左目を使うように調整してもらいました。視力や目の動きの左右差が強く、それを調整するのに後頭部や肩背中腰の筋肉まで疲労がたまるとのことでした。

作っていただいた眼鏡はとても快適で手放せないです。

日本直立歯科医学のマウスピース治療

以前、東京工業大学にて実施された、日本直立歯科医学会の大会で、イノチグラスの灰谷さんが歯科治療を受けている過程と目の変化について講演されていたことで一番印象に残ったことは、歯と目は関係していることでした。歯の治療をすると目にも多大な影響があるというものでした。
それを伺って以来、歯科治療が落ち着いてから眼鏡を作製するように気を付けていました。

がんの治療が始まった2022年の7月に北海道の熊谷倫恵先生に、直立歯科医学会のマウスピースを作っていただき、そこから体温が上がったり、睡眠の質も深まった感覚があります。そのあとのメンテナンスは東京で岩前里子先生の治療を受けていました。

岩前先生の治療を継続して受けていますが、マウスピースの調整をしていただいた後は、毎回体が緩んだり、目がパッチリと開いたり、呼吸が楽になったりと、直後より変化を体感しています。現在は寝るときにだけマウスピースをつけていますが、マウスピースをつけている呼吸が深くなっているように思います。

直接的な関係は分かりませんが、おそらくは血流が良くなったり、体の使い方が変わり、視力が上がった原因の一つなのでは?と思いました。

日記や瞑想の習慣が「外界の捉え方」を変えた!?

遠視の人は、遠くの未来などを考えることに長けている点があり、近視の人は身近なことや直近のことに対して長けている傾向にあるということを眼鏡づくりをされている方から聞いたことがあります。(科学的裏付けなどは不明。)しかし、この言葉のおかげで、左右差があることを誇りに思えるようになりました(笑)
左右差があることも特性だし、どちらの利点も持ち合わせているということなんだと思いました。

近頃は瞑想や日記を習慣化して、日々の気づきに敏感になったり、丁寧に一日を振り返るとか、落ち着いて、自分を見つめるという習慣がだいぶできてきました。もしかしたらそういった内的な変化が、外の世界をどのように見ていくか?という点で変わってきたのかもしれないと思いました。

最近は自分軸手帳という手帳を使って、毎日のログをとっています。モヤっとしたら書いて向き合います。毎日生きているだけでいろんな学びがあることに気が付きました。

星空を見る

遠くのものを見ると、視力が良くなる。という話はよく聞いたことがあると思うのですが、最近は、プラネタリウムに行く機会が増えたり、星空の綺麗な地域に行くと、数時間そのまま星を見続けているという事があります。すばる星団など、ごちゃごちゃしている星がちょっと数がかぞえられると嬉しいものです。
そんな遠くのものを見る機会も増えたのが意外と目にも良い習慣になったのかなと思いました。

まとめ

視力が上がったことについて、書いてみましたが結局なにが効いたのかは分かりません。しかし、健康方法ってどれも、「これがテキメンに効いた!」というよりも、色々やっていったら、よくなっていたという事がよくあるなと思います。

むしろ、いろんなことをやっていくことが大切なのではないかと思います。

引き続き、定期的に視力検査を受けて、目も歯もうちに向くことも、大切にしていきたいと思います。

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