ブレスワークを体験する

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こんにちは。まこも栄養相談所の大塚アキコです。

今月のテーマの「瞑想、HRV、呼吸」について深めていく中で、ずっと気になっていたブレスワークのセッションを2回受けました。そのレポートです。
ブレスワークを全員にお勧めするわけではありません。興味を持って受けてみたいと思った方は、よく調べたうえで、自己責任でお願いします。

ブレスワークとは?

ブレスワークにはいくつかの流派があるそうですが、
1970年代にレオナルド・ノア博士が立ち上げた、抑圧された幼少期のトラウマを開放するリバーシングや
1960年代にLSDが禁止されたのをきっかけ、呼吸や早い音楽などで通常の意識とは異なる意識へ導く、
ホロトロピックブレスワークをスタニスラフ・グロフ博士が開発したのが大きな源流だそうです。
それから数十年で様々なブレスワークの流派が表れてきました。

呼吸だけで変性意識状態に入る

ブレスワークに興味を持ったのは、呼吸だけで変性意識に入れるという点でした。

変性意識とは、下記の定義です。(Wikipedia)
変性意識状態(へんせいいしきじょうたい、altered state of consciousness, ASC)とは、目覚めてはいるが、日常的な意識状態とは異なった意識状態のこと。 「altered state of mind」や「altered state of awareness」ともいう。

大麻やLSDは法律的にも許されていない点、CBDオイルではリラックス効果はあるけれど、変性意識まではいかないところ、
アヤワスカは、実際にできる所まで行くのに、コストもかかりそうで、嘔吐するというのも嫌なので、
呼吸で変性意識に入れるというのはぜひ、試してみたいと思っていました。

安全な環境でブレスワークを受ける

瞑想にしても、呼吸法にしても、何も体内に入れないから安全で、副作用があるわけではなく、瞑想をしていてもやり方を間違えると、かえって危険なため、信頼できる瞑想教師やブレスワークにおいても、場をホールドしてくれたり、危険な状態にならないように、導いてくれる人を見つけることが大事だなと考えていました。

ブレスワークも同様に、変性意識に入ることはリスクも伴うと考えていたので、安全な環境で、経験豊富で指導してくれる方がいる方がいいなと思いました。
ただ、そんなセッションを提供している方がいるのかも当初はわからず、手探りな状態でした。将来的に海外でセッションを受けてみようかとも考えていました。

ブレスワークジャパンのセッションを受けてみることに

当初、ブレスワークは海外のセッションを受けることを考えていました。しかし「ブレスワークジャパン」という団体をネットで見つけ、まずは、そこでのセッションを受けてみることにしました。

ブレスワークジャパンの最新のセッション情報はFacebookグループでも案内があったので、登録しました。
(https://www.breathwork-japan.com/)

その中でも、タイミングが合い、Mika Uchidaさんのブレスワークセッションをオンラインでまずは受けてみました。
そして、そのあと、ブレスワーク・ジャパンの5周年記念セッションの対面でのセッションにも参加してみました。

↑ブレスワークジャパンのHPをお借りました。

トラウマが呼び起されたりすることもある

セッション中に、声を出したくなったり、泣きたくなったり、動きたくなることもあるそうです。それはあるがままに受け入れて、それを行ってもOKとのことでした。私にはそういう現象は起きませんでした。また、テタニーという自分の意志とは関係なく手足などの筋肉が痙攣けいれんを起こした状態になるケースもあるそうです。呼吸を普通に戻すと、それもなくなるそうです。

全身の細胞がびりびりするような感覚

Mika Uchidaさんのセッションでは、最初は自己紹介を参加された皆さんと行いました。そのあとは瞑想を行い、そのあとは、横になって、ブレスワークのセッションが始まりました。

最初はゆっくりした呼吸を行っていきましたが、どれくらい経ったか分かりませんが、吸う呼吸と吐く呼吸がだんだんとなめらかになっていきました。円を描くようにして、呼吸をしていくイメージです。BGMも独特な曲で、変性意識になりそうな感じの曲です。
そして、だんだんと呼吸を早くしていくと、手足や足先、体全体がビリビリと細胞が振動するような感覚になりました。寝ている状態と起きている状態の半々くらいの感覚です。
呼吸を通常に戻すと、ビリビリする感覚はなくなりました。60分ほどブレスワークを行い、最後は皆さんの感想を聞いて終わりました。

終わった後は、頭がクリアになっており、爽快感がありました。

こんな感じの爽快感

2回目のブレスワーク

2回目のブレスワークは横浜市栄区にある上郷 森の家という所で受けました。金沢八景駅からバスで20分くらいのところです。
自然が豊かでした。

 

 

複数人のガイドさんたちがいらっしゃいました。お花のマンダラなどがしつらえてありました。

最初は体操などを行い体を軽く動かしました。
そして、自分のスペースを作っていきます。ヨガマットや毛布を敷いたりします。途中お水が欲しくなることもあるので、お水もそばに置いておきます。


よこになり、BGMがかかり、ガイドさんたちが導いて、ブレスワークが始まります。まもなく、全身がビリビリとしてきました。また、BGMに太鼓の音などが入るようになってからは、アメリカインディアンの儀式とか、こんな感じなんだろうな~と思いながら、呼吸をしていました。

 

ブレスワークでもう一人の自分に出会う

途中から、暗闇に入り、天井のようなものを感じました。その天井を突き破ろうとすると、暗闇にもう一人の私がいました。

「いつも、守っているんだけど、なんでこんなに、粗雑に扱われなくちゃいけないの?」と悲しそうな顔で怒っていました。
その私は白いワンピースを着ていて、お花を持っていました。その時に「あ、そうだった」と気が付きました。

特別なことをしていないと価値がない、仕事を頑張っていて、成果が出ていないと価値がない、社会的な肩書がないと価値がない、特別な経験をしていないと価値がないと思っていたことに改めて気が付きました。(ガンになった時に気が付いたはずなんだけど・・・(笑)これは相当、根深い!!)

そういえば、最近はまた、他人軸な生き方になっていたのではないか?と自分を振り返るきっかけになりました。そのあと、白いワンピースを着た私に、謝りました。そうしたら、手をつないでくれて「ありがとう。今日は面白いイベントに参加してくれてありがとう。面白いね~。本当に面白い人だよね。あなたは~」と言っていました。
私が本当に喜ばせたり、満たす相手はこの人(わたし)だったんだ。と腑に落ちて、そのビジョンはゆっくりと消えていきました。

そのあとは、なんだか、突然笑いが止まらなくなり、なんにも面白いことはないけれど、
ガイドさんの呼吸の指示には従えないくらい、笑いが止まりませんでした。

最後、曲がゆっくりと、やわからい雰囲気のBGMになった時は、眠っているところと、起きているところに間を漂っている感じでした。

全体的な感想

面白い体験でした。毎回見えるものは違うそうです。また、タイミングがあれば、参加してみることはあるかと思いますが、今のところ直感的に、毎週やってみようとかにはならず、瞑想などで呼吸に集中していくことを定期的にやっていこうと思いました。とはいえ、素晴らしい体験と気づきは得られて、場を整えてくださった、ブレスワークジャパンのみなさんやガイドの皆さんには感謝しております。

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