治療の選び方と生き方

みなさん、こんにちは。
大塚亜希子です。

前回、田中佳先生の診察を受けて、
抗がん剤を実施しない決断をしました。

主治医の先生にも
抗がん剤をやらない決断は
理解してもらえて、
現在も検査では
お世話になっています。

自分の治癒力を上げていく

病気を治すのは、自分であり、
自分の治癒力を上げるための方法を
模索していくことにしました。

統合医療、代替医療、
天然療法、新しい治療法、
がんに効くという食品や
サプリメントなど、
まさに多種多様な治療方法があります。

手軽なものから、
高額なものまで、
明らかに怪しいものから、
エビデンスが
ありそうなものまで
たくさんありすぎて、
選ぶことの難しさを感じていました。

楽しいか、楽しくないかで選ぶ

田中先生からは
「大塚さん、ものすごい量の情報を
集めてるけど、その治療法、
やって楽しい?って自分に聞いてみて」と
アドバイスいただきました。

高価だけど、やったほうがいいのか?
と思うような治療法は、
精神的に負担になることを感じて、
やらないことを決断しました。
自分のできる範囲で
無理せずできることをやることに
しました。

負担がないというのは、
●金銭的に負担がない。
●頻繁に病院に通わなくては
いけないものは、肉体的にも
負担になると思い、やめました。

「方法論に明け暮れて
疲れたら本末転倒。
ともかく自分の足で歩くことが
最も大切です。
己の力を信じ、どんな結果でも
受け入れる度量、それが「道」です。
世界は愛でできています。」と
田中先生。

この言葉にはしびれました。
治療とは、病気を
癒して治すことだと思っていましたが、
それだけではなく、
「生き方」だと思いました。

頑張りすぎて免疫を落とさないように注意

温熱療法やサウナ、温泉療法
ハイパーサーミアなど
安全、無害に見える治療法でも
無理をしすぎて、かえって
免疫を落とすことがあるそうです。

ビタミンC大量点滴も
かえって疲れを
引き起こすことがあるので、
自分の体と対話をしながら
進める必要があると
アドバイスいただきました。

とても納得しました。

船戸嵩史先生の
『がんが消えていく生き方』では
がん患者さんに多い気質として、
「我慢して頑張る頑固者」が多いと
書かれています。

まさに、がん患者さんたちは、
頑張り屋で我慢できて、
頑固に続ける気質が
あると思うので、
この治療なら治る!と思って、
頑張ってしまい、
疲れたとしても、
がんをやっつけるために!と
躍起になってしまい、
かえって免疫を落とすことが
あると思いました。

「闘病」という言葉がありますが、
たたかうものではなく、
体の声を聴いて、治癒力を
高めていくことが大切だと思います。

船戸先生の本では、
「がんの言い分を聴く」と
書いてあります。

わたしの「がん」が話せたら
なんていうだろう?と
考えました。

「死ね」とは一言も言っておらず、
「今の生き方、変えていかないと
人生って思っているほど長くないよ」と
言ってくれているような気がしました。

今の生活を改めていこうと
思いました。

病と心はつながっている

生活習慣を改めることを考えたときに
自分をどれだけ大切に思っているか?
がカギになると思いました。

友人から紹介していただいた、
下記の本が本当に役立ちました。

著者のルイーズ・ヘイさんは
子宮頸がんを患いましたが、
食事療法とヒーリングで治癒させます
その時に「私は私を愛しているか」
という視点で自分を内省していき、
アファメーションを行い、
自分自身を変えていきます。

ライフヒーリングの本の
ワークを実践しながら、
「自分を大切にしていない」ことに
気が付きました。

ワークをするたびに、
涙、涙でしたが、心の奥底から
癒されている感覚があり、
何度も私は私に謝りました。

田中先生の本
『あなたが信じてきた
医療は本当ですか?』
でも体と心はつながっていること、
認識を変えることをについて、
書かれています。
ぜひ、手に取ってみてくださいね。

「がん」じゃなくても
病気や健康で悩んでいる方、
すべての方にプレゼントしたい
本です。

病気は生き方を変えるチャンス

坂村真民さんの詩で
「幸せは、時には不幸という
帽子をかぶってやってくる」という
言葉があります。

大腸がんと診断されたときは、
不幸の谷間に突き落とされたような
気分で落ち込み、自分を責めました。

しかし、今振り返ってみると、
病気になったおかげで
貴重な気づきがたくさんありました。

かけがえのない家族の存在、
たくさんの愛を
注いでくれる友人たち、
そして、私の体は、
私の意思とは全く関係ないところで、
毎日文句も言わずに働いてくれている
たとえ、癌になって落ち込んでいても
「生きる」ことに
最善を尽くしていることを
入院中や、治療中に感じました。

それに気が付けたことが
ギフトだったなと思います。

田中先生からのメッセージ

最後に田中先生からのメッセージに
いつも何度でも読んで
わたしが勇気づけられているので、
皆さんにもシェアします。

~~~~~~~~~~~

死ぬかもしれない病を
目の前にしたとき、
人は安易な方向を目指しがちです。
そして「方法論」に執着するのです。
これが第一の落とし穴。
大穴も大穴、もの凄く巨大な穴なので
癌患者さんたちは次々に
穴の中へ身を投げます。
しかも、それが正しいという
信念を持って。

ここまで言うには理由があり、
その人々が改善した実績が
ゼロでしたので。
ここが自分の導き手として
至らない弱さでもあります。
気づきのドアを開けるには
本人の手で開けなければなりません。
それを最も邪魔するのが親しい友人、
家族、日本の医者です。
個人の概念を押しつける事態が
よく起こります。
それはDreamBreakerに似ています。

第二の落とし穴は
体調が良くなって治ったと
勘違いして無理をすること。
脳に従うと健康を損ないます。
脳は健康について
全く興味が無いので。
体に従うのが正しいという信念が必要です。
楽しく笑顔は必要なのですが、
楽しい楽しい!と脳の快楽に従い続けると
健康を損なう、という落とし穴です。

大塚さんは最初「助けて欲しい」という
ニュアンスを私へ伝えましたが、
そんな方法は「ない」というか
「どの方法でもよい」とも言えるのです。
末期癌で10年以上お元気に暮らす方が
日本全国には沢山いることを
講演会全国行脚で知りました。
その皆さんの方法は千差万別であり、
一つの方法論ではないと
知ることができました。共通項は「気づき」です。
この説明は文章では難しいので
いたしませんが、
幸せの青い鳥を探しに行く人は
見つからず、人生を鳥探しに
ついやして不安のまま人生を終えます。
実は家の中に青い鳥は
ずっといることに気づく、
なんだ自分は幸せじゃないか!と
気づけることが何よりも大切なのです。
そこが治癒への入り口になるからです。

先ずは自分がその病気を作った
人生を歩んできたことを
素直に認めることから始まります。
その人生が病を作った事実。
故に、同じことをしていたら
病気は進行するでしょう。
生き様を変えるということは、
そういうことです。
この世で生きている限り、
先ずは肉体を整えることが先決です。

この先をちゃんと
伝えることができませんでしたが、
それと同じくらい
「自分を愛する」ことが必要で、
肉体と魂の両立というか、
バランスというか、
肉体は方法論で何とかなりますが、
魂は気づきでしか開放できません。
ここが話し手としては
実に難しいと感じています。

Feel !!
Don’t think !!
心の底から涙を流しながら
この世に生きる自分を
愛することができること。
これは死に直面しないと
できないことだと思います。
ま、書くのは簡単です。

学びますと顕微鏡の世界で
ある1つの細胞に神が宿ることに
感動して泣けるのですよ。
受精卵なんて、もっと泣けますよ。
泣かずには語れない(笑)。
臓器も凄いですよ。
それらを組み合わせ、
統合され運営されている人体。
とんでもないですよ。
左脳男はこのように仕組みや論理で
気づきの扉を開くきっかけを
作れるかもしれませんね。

真理に近づくほどに物事は
simpleになっていきます。
生きることと死ぬことは
表裏一体で受け入れること。
どう生きて、どう死ぬか。
死があるが故に、生が輝くのです。
死を心の底から受け入れずして、
気づきは起こりません。
手品の種のように
知ってしまえばなんてことはないです。
しかし、知らぬうちは
「なんでだ!」でグルグルします。
そんな感じかな、と、思います。
気づきが早く訪れますように。
~~~~~~~~~~~

ここまで読んでくださり、
ありがとうございました。

坐禅と脳磨き

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