抗がん剤について悩む③~覚悟が決まる~

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こんにちは。
大塚亜希子です。

抗がん剤について悩む。
最後の3です。

抗がん剤について、
決断できた経緯を綴ります

ここまでの経緯は、
下記のブログにもあります。
抗がん剤について悩む①

抗がん剤について悩む②

興味があったらお読みください。

抗がん剤やることに気持ちが傾く

抗がん剤賛成派・反対派それぞれの
意見が書いてある本をいくつか
よみました。

ガイドラインも読みました。
そういった本を読んでいると、
エビデンスがあるし、
思っていたよりも、
抗がん剤って怖くないのかも・・・
受けてみようと思ったりしました。

身近な医療従事者の意見

私はありがたいことに、
医療従事者の方々とのご縁に
恵まれており、
知り合いの医師や看護師、
薬剤師の方々にも意見を伺いました。

ほとんどの医師、看護師の友人たちが、
「抗がん剤はやらずに様子を見る」
という意見で、驚きました。

抗がん剤をやった方がいい
という意見もありましたが、
本当に少数でした。

また、以前に大腸がんの患者さんの
ケアを専門にされていた、
看護師の方が
「抗がん剤をやることに、
これで本当に患者の
助けになっているのか?と
看護師として、疑問を感じていた」
という意見が、大変印象的でした。

田中佳先生との出会い

抗がん剤をやるかどうか
悩んでいた時、友人が一人の
医師を紹介してくれました。

その医師が、
田中 佳(たなか よしみ)先生です。

田中先生のHP

田中先生は、脳外科医として医療現場で
多くの患者さんの命を救ってきました
しかし、脳の手術をすると、
QOLが低下することが多く、
それで本当に患者さんが幸せかどうか、
疑問を感じるようになったそうです
「命を救えても人生を救えない」と
悩まれたそうです。

現在は、医療相談などで、
病気で悩める方たちや、
示された治療方針に
「どうしたらよいのか分からない」と
悩んでいる患者さんたちの相談をうけ
「これから行われる医療」を
わかりやすく伝え、
患者さんの決断力サポートする
活動をされています。

都内にあるクリニックで診察をする傍ら、
オンラインでも「医療相談」を
実施されています。

病状と悩んでいることを箇条書きにして、
検査結果もすべて添付して、
まずはメールで田中先生にコンタクトを
とらせていただきました。

抗がん剤を1度受けたら、
相談をしようと
思っていたのですが、田中先生より、
「抗がん剤が決まる前に
早めに話しましょう」と提案いただき、
平日や土日の夜の時間にも関わらず、
快くオンラインでの医療相談に
乗っていただきました。

このように対応していただき、
それだけで、救われるような気持でした。

抗がん剤の仕組みと副作用

一番気になっていたことは、
肺の白い影です。

田中先生より、肺の白い影は、
小さすぎて、がんなのか、
それとも結節(しこり)なのかは、
わからない。
現代医療では、
調べる術もないとのことでした。

そして、抗がん剤が体の中で
どのように効いていくのか?
分かりやすい言葉で
説明してくださいました。

その説明の中で、
抗がん剤は「がん」を
根治させるものではないことが
わかりました。

また、医療で使う「生存率」という言葉は、
旅行したり遊べるくらい
元気な人の数ではなく
「ベッドの上で心臓が動いているだけ」の人も
カウントしていますと教えてもらいました。

抗がん剤を使うときに、
副作用として免疫が落ちるので、
それをサポートするための薬を使うが、
がん免疫に役立つような
(NK細胞)を増やすものが
含まれていない。

だから、抗がん剤を使うと免疫が落ちて、
かえって転移させるケースも
あることがわかりました。

私の場合、大腸がんは手術できれいに
取り除けているので転移や再発の心配は
そこまでしなくてもよい。

肺の転移は田中先生的には、
ないと思うとの意見でした。
なぜならば、消化器系の流れをみると、
肺よりもまず先に肝臓に転移する
可能性が高いから。と
アドバイスをいただきました。

抗がん剤はやらないと自分で選択できた

抗がん剤の治療という
ブラックボックスになっていたものが、
田中先生の説明で理解することができ、
最終的に自分の決断で
「抗がん剤は今はやらない」と
決めることができました。

主治医と喧嘩せず、抗がん剤を断る方法

しかし、主治医の先生とは
関係を切らないように
アドバイスをいただきました。

もし、万が一、肺の白い影が
がんになった時、自分の免疫が
がんに勝てず、進行した時、
小さなクリニックでは、
手術などの、がん治療はできません。

その時の生命線になるのが、
主治医です。

田中先生からは、
主治医の先生から
もう面倒を見ない!
と言われないための
抗がん剤の断り方を
伝授いただきました。

それは、
「抗がん剤使った場合、
私のがん細胞はどれくらい減りますか?」
と聞いてみるとのことでした。

現代医療では、抗がん剤で
どれくらいのがん細胞が減ったか、
抗がん剤を使った場合、
私はあと何年寿命が延びるのかは、
分からなとのことです。

そのうえで、
「いろいろ勉強したが、
抗がん剤の副作用や免疫を
落とすことも分かった。
効果測定ができないものを
取り入れる覚悟が決まらないので、
いったん、抗がん剤はやらないで
様子を見たい。そして、引き続き
先生にはお世話になりたいです」
という所まで言い切るように
アドバイスをいただきました。

治すのは自分!医師でも薬でもない

診察中に田中先生が
「治すのは自分です。
ご自身の治癒力が自分の体を治します。
医師でもなければ、薬でもないです」と
言っていたのが、
今でも強く心に残っています。

この言葉を聞いて、
目が覚めるような感覚でした。

「いろんな治療法を調べているけれど、
正直どれでもいいです。
どれでも治るし、
どれでも治らないです

末期がんと言われても
10年以上長生きしている人が
全国にいます。

そういう方たちは、
治療というよりも、
「気づき」を得ていることが多いです」と
教えていただきました。

ほかにも、田中先生からは、
天然療法や統合医療の選び方
治療の心構えを教えていただきました。

それはまたの機会に譲りますね!

ここまでお読みいただき
ありがとうございます!

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