「抗がん剤」について悩む②

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こんにちは。
大塚亜希子です。

抗がん剤について悩んだことを
引き続き書いていきます。

①も読みたい方はこちらからどうぞ

マギーズ東京に行く

抗がん剤について、
受けるべきか、受けないべきか、
悶々とする日々を過ごしていた時、
夫が「マギーズ東京という
がん患者さんと周りの人たちを
サポートしてくれるNPO団体が
あるから行ってみよう」と
誘ってくれました。

マギーズ東京のホームページ

夫から見た私の病状(夫のブログです)

主治医の先生からは、
分子標的薬は効かないタイプで
抗がん剤を実施しましょうと
いわれていました。

抗がん剤をやるかやらないか?
という視点ではなく、
「抗がん剤は当然やるもの」
という雰囲気もありました。

抗がん剤をやるにしても、不安。
やらないにしても、不安。
どちらの選択にも不安要素があり、
情緒不安定にもなっていました。

マギーズ東京とは、
がんを経験している人と
その家族や友人や医療者など、
がんに影響を受ける人が
無料で訪れることができます。
がんのことが心配な時、
診断や検査結果を待つ間、
治療中、治療が終わった後、
家族や友人や同僚ががんと
言われどうしたらいいか、
大切な方を見送った後など、
あなたが必要とする時に……。
(マギーズ東京HPより抜粋)

豊洲の海沿いにある、
木でできた建物です。
温かくて、優しい雰囲気に
「がん」という暗さを
忘れさせてくれる空間でした。

カウンセラーの方が常駐されていて、
お茶をいただきながら、
話を聞いていただきました。

「聴いてもらう」だけでも気持ちが
楽になりました。

自然療法や統合医療的な治療と
標準医療をどのように
使っていったらいいのか、
悩んでいることを相談しました。

ゲルソン療法をやりすぎて、
体調がかえって悪くなる方もいる
というお話をしていただき、
何事もバランスが大事だと感じました。

また、マギーズ東京は、
基本的には、標準医療を推していると
教えていただきました。

治療で悩んでいるのなら、
症例数の多い病院へ、
セカンドオピニオンを
とってみるのはどうか?と
アドバイスをいただきました。

心も癒され、
悩んでいるばかりでなく、
動てみようと思えるきっかけを
いただけて、
大変ありがたかったです。

セカンオドオピニオンは気軽に受けられない!?

抗がん剤の種類が決まる
次の診察までに、
2週間ほど時間がありました。

担当のナースさんに直接連絡をして、
「セカンドオピニオンを
お願いしたい」と伝えたところ、
「大急ぎで先生に診療情報提供書を
書いてもらいますので、
病院と医師の名前を
教えてください」と言われました。

まったく準備をしていませんでした。
セカンドオピニオンの仕組みや
手順なども全く分からずにいました。

セカンドオピニオンをとるために

大きな病院で
セカンドオピニオンをとる場合、
まず、どの病院でどの医師でと
決める必要があります。

そして、主治医に、
診療情報提供書を
その先生、病院あてに
書いてもらいます。
病院によっては、この書類を
書いてもらうのに、
数週間から1か月ほど
くらいかかることもあるようです。

そして、その書類が手元に来てから
予約をとれるようになります。

書類が来てなくても、診察までに
用意すればいいのでは?と
思っていたのですが、
セカンドオピニオン先の病院には
予約の段階で、
「診療情報提供書はありますか?」と
確認されます。

よっぽどの事情がない限り、
予約は受け付けてもらえない
感じでした。

セカンドオピニオンは自費診療

また、驚いたのは
セカンドオピニオンに関しては、
健康保険証が使えないことです。

たとえば、がん研有明病院の
セカンドオピニオンの費用は
下記のとおりです。
(病院によっても違います)

診察代だけでも、
30分で33,000円します。

私がセカンドオピニオンを
受けようとした、
放射線治療専門の病院では、
セカンドオピニオンは
おおよそ6万くらい
かかることを
想定してくださいと
教えていただきました。
(千葉にある病院でしたが、
セカンドオピニオンはうけずに、
ディズニーランドに
行きました・・・(笑))

セカンドオピニオンを
受ける場合は、

☞聞きたいことを整理しておく、
☞自分の病状をまとめておく。
☞飲んでいる薬やサプリをまとめておく。

そういう工夫が
大事だと思いました。

心を守りながら、情報を選ぶ。

がん治療は
治療も大変ですが、
情報を精査してくことも
かなり仕事でした。

その治療方法やサプリは、
価格に見合った価値があるのか?
私には効果があるのか?
という「効果」の部分と、

情報に触れたときに、
「心が揺れ動く」ことです。

「がんになった」というと
どこからともなく、
情報が集まりました。

励まされたものが
ほとんどですが、中には、
「不安を感じる情報」もあり、
自分の心を守ることを
優先させていただき、
丁重にお断りました。

私も自分が病気になる前に、
デリカシーのない
情報の渡し方をしたのでは
ないかと反省もしました。

元気な時だと、
気にならないものも、
病気になると
気になるのだなぁと
思いました。

また、保険診療ではない
がんに効く〇〇は
たくさんあって、
高価なものも多く、
情報の海におぼれかけて
いました。

つづく。。。

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